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イラストL-M組紐技法入門シリーズ: 第6回
フレデリック3世のガウンの肋骨ボタン紐の組み方
資料に用いられている金糸と銀糸は太さがことなり色の配分にもむらがあるが、ここでは1例として菱柄(斜め格子柄)の紐の組み
方を示す。デンマークの伝統では、ループ操作技法の第1法(掌上向きで人さし指で操作)=A字形組口法が用いられたものとし、これが資料組成にも用いられ
たものとする
素材:細い金糸と銀糸 或は対象色2色
約15cmのボタンホール用組紐を組むために約45cmの細い金糸24本、銀糸36本、合計60本を準備する。
紐丈の中央から約4cm 寄ったところを、丈夫な紐でしっかりと結び、その紐を支柱にかけて固定する。
糸束の長いほうの端を12本づつまとめて一重結びに結ぶ。6本取りのループが5本できる。
1.ボタンホールの部分 (組み手1人)
ループ数 5 金糸 6 本取りループ 2、 銀糸 6
本取りループ 3
ループ初期配置左手 銀ループ3本右手に金ループ2本
手順 UO No. 1
組糸のほぼ中央部分から始めて約 5 cm 組む。
2.肋骨部分 (組
み手 3人)
組んだ部分の中央で折り曲げて、今組んだ部分の組始めと組み終り部分をひとまとめにする。
折り曲げた山部分を紐で結び、支柱の掛ける。
今組んだ部分のループをほどいて、束になった糸端の長さを揃えて切る。
金銀糸 合計 120
本(金糸 48 本、銀糸 72 本)8本づつ端を結んで4本取りループを15本つくる。
ループ数15 金糸4本取りループ 6、 銀糸4本取りループ 9 本
組み手3人 A B C
ループ初期配置 A: 金金金 銀銀 B:銀銀銀 銀銀 C:銀銀 金金金
AB間及びBC間の交換は逐次に行う。
青森の久米田礼子さんが伝承する組み方
左図 2畝平組紐(蛇腹組)2本同時
右図 4畝筒状組紐(角組)
この組み方は、タイ国の山地少数民族ヤオの人々が伝承する組み方(ニュース第5号)と同じてある。
ループは、図示のように、左右の手の人さし指、中指、及び
左手の薬指に掛けも良いし、< /big>左
右の手の中指、
と
薬指、及び左手の小指にしてもよい。久米田さんは後者を使う。
<> 写真左 右手の小指を左手の小指と薬指にかかるループの中を通して、人さし指のループを取
る。
写真下左 左の小指で、右手人さし指の
ループを取り抜き出しているところ。
写真下右 両手を左右に広げてループを
引っ張って組目を緊迫する。
約 50 cm 乃至 60 cm に切った組み糸の中央部を、20 cm
程の長さの丈夫な糸でしっかりと巻いて止め、支柱につける。切った両端を一つづつ対にして結び5本の同長のループを作る。
始めに手順左図(2畝平組2本同時手順)で約 2 cm 組む。続けて次には、手順右図(角組)で10-20 cm
組む。組み終り部分を同色の糸で結んで羽織紐が出来上がる。乳の部分をもっと長く組めば、キーホールダーになる。
カルルスルーエ文書に見出された組紐の組み方
1.
5ループ筒状組紐(角組) (上図左)
2.5ループ4畝綾織組織平組紐(重打) (上図右)
色柄 1) 細いW字形横縞柄 左手 濃ー濃 右手 淡ー濃ー淡
2) A 形矢羽根柄 左手 濃ー濃ー濃 右手 淡ー淡
3.8要素(4ループ)丸紐
ループ数:4
ループ初期配置: 両手の2本の指(例えば、人差し指 La,
Ra と小指 Ld, Rd)にループをかける
手順:
操作1、 < /font>
操作2& lt; /font> Ra
とLdを交換する。(下図 左)
操作3、操作4 La とRd を同様に交換する。(下図右)
ループ交換毎に組み口を打って組織を緊迫する。繰り返す。
右人差し指と左小指のループ交換 左人差し指と右小指のループ交換
色柄:
1) 左手に濃色、右手に淡色 濃淡手綱柄 (写真上)
2) 人差し指に濃色、小指に淡色 濃淡縦縞 (写真下)

2
本のループの一方を他方の中を通して交換すると2本のループの上同志、下糸同志で、一方がSならば他方はZの交叉ができる。これを続ければ、S撚りとZ撚
りの
糸が1本づつ対になってできる。1回交換するごとに、対角方向にもう1対のSZ撚糸交叉を入れて繰り返せば、2対の並行に並ぶSZ撚糸が組み合わされた四
角(或は円)断面の紐になる。これは伝統組紐の「源氏」系統の組紐の中で最も基本的構造を持つ「双び角八」と同じものである。
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