L-M BRIC News No. 8 註日語版                                   2-20-2006  
        米国ニューヨーク州イサカ市ウィンスロッププレイス5番 地
        ループ操作組紐研究情報センター
        創立者・編集者 木下雅子(Masako Kinoshita)
        電話・Fax (607) 257-0886: E-mail mkinoshi@twcny.rr.com
         

        註

        註1. Lois Swales, エンパイア・ステート・カレッジ芸術学科卒、BFA, コーネル大学農学部勤務、大学在学中にテキスタイル構造の拡大写真を見た瞬間に糸の織りなす様相の魅力に取り憑かれた。指ループ組紐、狭幅物組成技法、パ スメンタリー技法の研究者。

        註2. L. Fogelman、2002年までコーネル大学情報技術事務局勤務、編み物(knitting)の起源に関心を持つ。SCA会員、L-M はSwales に習った。

        註3. EEBO = Early English Books Online のサイトに原本の pdf が掲載されている。サイトはEEBO登録者に限り使用可能で、ページごとにダウンロードできる。原本は大英図書館の蔵書である

        URL: "Natura Exenterata: or Nature Unbowelled"
        http://eebo.chadwyck.com/search/full_rec?SOURCE=pgimages.cfg&ACTION=ByID&ID=99863090&SUBSCRIBER_TCP=Y&FILE=../session/1085677876_21947

        又は
        http://eebo.chadwyck.com/home

        この中のL-M 技法関係のインターネット情報については本号後尾のL-M組紐関係情報欄を参照。

        註4. トルマッシュ家所蔵のイギリス15世紀の家政書 "The Tollemache Book of Secrets" 中にある L-M 組紐技法の記録 "Treatise for Making of Laces"

        註5. これまでにL-M BRICニュースに発表されたl-m技法記録は、イギリスのトルマッシュ公家、ドーセット侯爵 家、ドイツニュールンベルグのブリジット派尼僧院などの出自をもつ家政書からでている。

        註6. シュパイザーから木下が、1994年に独自の分析を依頼されて貰った早期の現代文字への転写のゼロックスコピー。現在はL-M BRIC が所有;シュパイザー著、Old English Pattern Books for Loop Braiding (OEPB), Self published: Arboldswil, 2000。なお「トルマッシュ家の秘伝書」には原本のファクシミリ版、Roxburgh Club of Antiques, 1997 がある。 本ニュース編集者(木下)の読み間違い、誤解があるかもしれないが、誤謬に気づかれた場合は知らせて頂ければ幸甚である。

        註7. 斜行の方向が反転しない1方向縄連組紐 (ささなみ組)、反転する2方向縄連組紐(唐組〕のバリエーションが多数あるが、ささなみ組、唐組としてそれぞれ1種類にまとめで勘定した。

        註8. OEPB, IID及びIIIA。17世紀のビンドロス夫人の手記には、理解困難な書き方ではあるが糸巻きと枕を使う縄連組紐の組み方らしい記録が残っている。

        註9. 「手操作技法」は歴史的には、日本で用いられていたことが知られている。

        註10. インドネシア、スラウェシ島に、角組を2本繋いで、2連角組を組む2人組技法があることが日下部氏により発見されたことが本号に報告されている、 

        註11. 日下部啓子。東京教育大学教育学科芸術学科芸術学専攻 , 東京家政学院大学 人文学部 工芸文化学科講師, 1997年よりインドネシア・スラウエシ島でトラジャ族の染織の蒐集・リサーチを行う。2000年ママサ地方のカード織に遭遇。そこで世界初見のカード織 の一技法が使われている事を発見、以来ママサとサダントラジャのカード織りの調査研究を続ける。2005年度の調査には野村財団の助成を受ける。

        註12. セプは小さなバッグ、ススはミルクを意味する。シリバッグの両角の円錐状の刺繍が女性の乳房を連想させるので、この愛称がついている。

        註13. ka bi トラジャ-インドネシア語の辞書によると ka'bi' は「(1)手を上下にふり手招きすること。(2)それぞれの指に引っ掛けた糸を交互に移動し、糸が格子に編まれること、その仕事をしている間別の一人の人 が堅くするのを助ける。一般的には女性が行う」と記載されている。
         トラジャ語では語根(この場合ka bi)にma やmangを前につけて動詞化する。

        註14. rante ranteランテは一般的に広い土地を意味する。さらに村の外にある儀礼用の広い平らな土地をも意味する。従ってこの語は「好ましい」という響きを持って いるようである。

        註15 西部シベリアに住むハンティ族も第2法を使っていると推測されるが、インド以東の第2法使用地域には不正規組織組紐が組まれている報告がないのに対して、 ハンティは不正規組織組紐を組んでいる。

        註16. OEPB IIa, p. 53-57.

        註17. Elizabeth Benns は法律家を職業とする。子供の頃からテキスタイルに関心があり、今は「Soper Lane)」の会員。このグループはイギリス中世後期に絹を使って帯、紐類の作製を専門とした「SILK WOMEN」と呼ばれた女性達に焦点を当てて研究している。その研究の途次に大英図書館所蔵のループ操作技法の記録で知られる「手稿ハーレイ2320」に 出会い、その技法研究に係わるようになった。現在、 Gina Barrett とこの手稿に基づくループ組紐技法の一般向きの指導書を著作中。